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丘を越えて

仙川にある一軒家でダンスパフォーマンス観た。
開放された造園事務所、というかひとんち。
キッチンのカウンターが受付、ドリンクとチョコレートを選ぶ。グランドピアノのある部屋にぞくぞくとひとが集まる。
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全体に武蔵野の恩恵そのものを家に感じて、それについてSKさんと話し合う。
丘に住むことについて。0メートル地帯で生まれ育った私たちにとって、道は平坦で、どこまでもまっすぐ続くものだった。川は広く、道と同じようにしてあるものだった。バスはおいそれとは四車線以下の道路は走らないし、鳥とはカモでありサギだった。しかし丘は。
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仙川駅のインド料理店でカレー。カブリナン(ココナッツとドライフルーツが練りこまれた甘いナン)はこれ一枚で一日分のカロリーをオーバーしてしまうような後ろめたさに満ち満ちていて好きです。
インドのアイドルのMVがテレビから流れる。
われわれ日本人とは、踊ることに対する民族的素養がだんちに違うことを実感。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック的なんだけど、民族舞踊に由来する圧巻の群舞に見とれる。
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それから芦花公園の世田谷文学館めがけてぶらぶら歩き始める。
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一時間半後(千歳烏山公民館でトイレ休憩を挟み)、世田谷文学館に到着。かかっているのは『石井桃子展』。
100歳になった石井桃子さんのピンとした佇まいを見て、はっきりと、こういう100歳になるためには、こういう30歳であり、40歳でなくてはならないのだ。と悟った。年の功でああなるわけじゃないのだわ、人間は何歳のところを切っても切り口にその人間性と生活のあり方がでてくるのだわ・・・。90代のインタビューで、「できるかわからないけど、やりたいことがまだあります」と言っていました。

ところで、私が子供のとき読んだ『クマのプーさん』にでてきたのは”ティガー”や”ピグレット”で、”トラー”や”コブタ”ではなかった。
ということはつまり、石井桃子訳ではなかった。
あのつるつるの表紙の岩波少年文庫ではなく、上製本でさらさらした手触りの白っぽい表紙だったと思う。おとなっぽいと思っていた。図書館で借りて読んだのだけど、あれは誰の訳だったのだろ?
そして、あの頃の私に石井桃子訳を読ませたら、どんな風に思ったかな。

めいっこに、『おそばのくきはなぜあかい?』を買いました。
おそばのくきがなぜあかいのかわかったぞ。
by chimakibora | 2010-03-21 23:44 | 歩く・見る・遊ぶ