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K-POPの日本進出のあり方について考える会

フェリシモだったら月一でいろちがいが送られてきてしまいますが、こちらは四六時中頭をもたげる問題!


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さきほど青山ブックセンターでミュージックマガジンを買いました。
探している途中にJちゃんが来て、うううない・・・とうなだれたら、どこからか探してきて「はいこれ!」と渡してくれた。「表紙コレかわいいね!買うべきだね!」と言うのでうううKARAですうううおかあさんか・・・と思いながらレジに向かう途中でお金をあるだけPASMOにぶっこんだことを思い出してお金がない・・・と肩を落としたら福音が訪れた、すなわち、Jちゃんが「1万円しかないから、レジまでおかあさんみたいにいっしょにいくか、おばあちゃんみたいにいまここで1万円渡すか、どっちがいい?」と聞くのでおかあさんタイプを選択したということです。

お会計後、「ハッ!中身もチェックせずに買ってしまった!だいたい知ってることしか書いてないと思うけど・・」と言ったら、その言い草、Jちゃんのブランニュー彼氏の名言「ソニア・パークより俺のが(ファッションについて)知ってる」と同じだと爆笑していた。ソニア・パークより知ってる方が断然すごいと思いマス!ソニア・パークも韓国系という点繋がり!

◆素朴な感想
●MUZIC MAGAZINEハラ推し(表紙が物語っていた)!
●劇団ひとりの草の根運動に涙。
あのー、消費のあり方っていうか経済の根本のところの消費活動っていうものを拡大していくと、そういう想いにしか辿り着かないと思うのですよ。
吉田健一も「戦争に反対する唯一の手段は、それぞれの生活を美しくして、それに執着することである」って言っているけどさ(うろ覚えの孫引き)。資本主義の否定を実行するのがむつかしい以上、自分の好きなものを愛し、それにお金を使う、ということに意識的であることって、市民がフケーキと戦争に反対するごくごくまっとうな手段だと思っています・・・。極ビンボーだけどそこだけは!と思っている。
●少女時代の写真はアレがベストではない!
●SHINeeは本国で人気が伸び悩んでいると書かれた。
●ソ・テジは韓国におけるいとうせいこう(とゆー認識)。
●編集長氏の意見に全面的に同意。っていうか2009のベスト10枚にて、私がお金をだして買った、ほんとに数少ないCDのうち(威張れません)3枚がかぶっていたので信頼しています・・・。
私も少女時代よ、いつもどうか歌い上げないで下さい・・・と念じています。音楽的完成度は、テヨン・ジェシカががんばらないときに高まるという事実は残酷なように見えますがかなり正直に楽曲にあらわれていてむむむと思っています。実は私のK-POPの真のイチオシはIUちゃんなのではと思うのですが、IUちゃんもバラードではなくポップソングのときに真価を発揮するというポップアイコンぶりなんですよね・・・。
SHINeeはギリギリのところでその罠を回避していると思います(1集『In my room』で確認。というか、SMが意識的にそこをクリアするメンバー&曲をセレクトしてきたんだと思います)。
だからこそ貴重で、だからこそマニアックで、だからこそ人気が伸び悩んでいるのかもしれませんが・・・。

SHINee『In My Room』
●やっぱり多くの人が日本語で歌うことは、K-POPの持つ音楽性を狭めることになると考えているようでなんとなく安心しました。いや、なんの安心にもなりませんが。韓国語の持つ音の揺れの豊かさを五つの母音に押し込んでしまうのはなんと窮屈なことよ!と思います。


昨日SKさんと調布と世田谷の間をさまよい歩いていたときに、SKさんが「湯山玲子が最近ツイッターでオリンピックの流れでK-POPがくる!とつぶやいていたよ。少女時代についてばーって書いてた!」と言うので早速チェックしたら、二日前から韓国アイドルの質の高さにびっくりしていると言ってました。

どうやら少女時代は川勝さんレコメンドだったようです。私、文化デリックのお二人はK-POPの現状をご存知だろうか!前に「チャック・パラニュークの小説をパク・チャヌクに映画化して欲しい!」と熱弁していたのでご存知に違いないけれども!ぜひとも引っ張り込んで欲しい!って念じていました。
っていうかPOP寄席で劇団ひとりをゲストにK-POPテーマにひとつお願いしたい。


このあいだ、朝テレビをつけたら「とくダネ!」の画面でAfter schoolのビルボードライヴと4minuteのMVが映ったのでボーゼンとしつついっしょに”ディバディバ””でっででっででっででっで”したのですが、ナカミーが「Speedみたいなね」というあくまで文化的には韓国を日本が牽引しているという、フジテレビそのもの、つまりは日本の社会そのものの貧困なアイドル観を提示していてげんなりしました。

1・2・3より
小倉さんが熱心なK-POPファンなのはいいとして、小倉さん的な文脈でK-POPがフジテレビの大画面から取り入れられるということになると、結局のところ韓流αでしかなくなってしまう・・・ときぐしています。
わざわざ”韓流α”を謳いながら14時の枠で韓国ドラマを流すという(結局主婦しか見られない時間帯!)フジテレビ主体のあり方に期待はできないではないですか。

かと言ってサブカル的な盛り上がりはK-POPの本国でのあり方を考えるとこれまた本意ではないというか、魅力の方向性が変わってきてしまう。つまり、韓国のお茶の間サイズのものが、日本にくる過程で歪んだり押し込められてしまったりしては、まったく意味がない。
日本が韓国になればいいという、浅はかな結論に至らないためにはどうすればいいんだろう。完全にJ-POPアーティストとして成功したBoAとは異なったK-POPスタイルのままで、はたまたかわいそうな東方神起の轍を踏まないために、どういう戦略で日本にやってくればいいんでしょうか~。頭を抱える~。

とりあえず、SHINeeの日本活動の最終地点は、ごくごく私的には冨田ラボft.SHINeeの楽曲を聴くことです!冨田さんがリズムゾーンに移籍したのでそれも夢じゃないのでは!!と思っています。
それ以上の良い活動方法が今すぐには思いつかないというのもありますが・・・。

あとナカソネリノぬなと水野先生の対談も地味に熱望。アイドルにおけるコレオグラフィーを、フォーメーションというキーワードで語りつくして欲しい!
by chimakibora | 2010-02-21 23:13 | K-POP