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蒲田へゆこう

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去年のG.W.にしたことすら書けてませんが切手の祭典の続きより先に、蒲田へ行った日の記録。

聞いてください。KPOPにはまってる間に友達をなくしかけていました。
事件はこんなふうに始まった。
Uくんがある晩、刺身についてるたんぽぽを食べてノスタルジックな気持ちになって書いた詩を友達のmichauxに送ったところ、宛先不明で戻ってきた。ショックを受けたUくんは、私にメールしたと言う。すると鈍い音と共に、そのメールもUくんの元へ舞い戻った。
UくんはKPOP以前であればほぼ毎週私と遊んでいたTくん(なんならTくんのおかあさんも)に私のアドレスを聞いたそうです。「これだよ」と送られてきたアドレスはUくんが知っていたものと同じだった。そうして私の大学の友達たちはこれを共有しあい(やめてくれ)、悲しみを共有しあい、KPOPの世界へ連れていかれてしまったあのこに心で斜線を引いたそうです。

iphoneが悪い。
iphoneに変えてめんどくさくて、いわゆるメールアドレス変更のお知らせメールをしてなかった。iphoneが一斉通知できないからだ。
あと波くんが悪い。
KARAファンの波くんは普通にみんなと会っていましたが、「chimakiさんは元気だよ」と伝えていたらしい。それで疑惑が深まって、「連れてこないのはおかしい」とみんなはざわざわしたそうです。

そこまで聞いてん?と思って、「ていうか今の話二番手の女だし!失礼だな!」と言ったらTくんが「ダイジョブ!俺が三番手だから!」と言ったのであそっかーと胸をなでおろす。というか、この論法ですとmichauxがいけないよね。

しかし大学の友達たちはなんかの陰謀かと思うほど会うと「またかわいくなった!」と私をべた褒めするので(そんなに毎回かわいさうなぎのぼりすぎたなら、もうもんのすごいことになっているはずだ。クリスタルになっているはずだ)、「私なんて長屋のおかみみたいな、そんな感じのセルフイメージで生きている。『とんかつ大将』の長屋会議でがやがやしてるなかのみだれ髪」と必要以上に詳細なセルフイメージを披露したけれど、ハタと、みんなと会えばアイドルに吸われているキラキラを補填できるのではないかと思いました。

これが私が友達を失いかけた話の全貌ですが、ここから教訓を見出すとすれば、ドコモからiphoneにしたひとが一斉通知をできるアプリを大至急作ってもらう必要があるということです。

というかほんとに嫌な女になりかけた。ドタキャンする類の。Nくんの奥さん(非大学の友達)に「chimakiちゃんてメール返さなさそう」とまで言われた。チーン。
ひとが思い描くひとというもののはかなさよ。
なんですか、この小沢バリのネガティブキャンペーンの敷かれ方は。
ちがうのに。チャットの勢いで返す女なのに。でも、迷惑かな、と思って5分おいてから返す女なのに。なんか悲しかった。KPOPめ。

悪と認定されたKPOPを擁護するために、「おんなのこたちの可愛さをみてよ」とf(X)の『PINOCCHIO』をまわしてみたら、みんなソルリのとりこだった。
「元ローラーコースターのジヌが作った曲だから!」という情報を伝えたが、●ワレコ勤務のひとらに、「KPOP、横分けだよねー」という返しをされて、こちらもつい沸騰して、「いや、横分けじゃないとかっこよくないから」と断言した。横分けの先鋭について語ったけどみんなお酒飲んでるから聞き流された。こっちがシラフで横分けについて語っているのによ!あと、私は一切お酒飲まないのだけど、それも、「哀しいエピソードに彩られた過去があるに違いない」という推測を今回の疎遠によって確信に変えていた。みんなのなかで私はどれだけ恋多き女なのか。こころのそこから横分け以外にこころときめかせていないというのに。

そのあと、私が最近あったひどい目について披露したら、Tくんがとつぜんおねえ調におろおろした。「いやだ!そんなひどいはなしってないわよ!かわいそう!」と肩を抱かれた。おろおろしあったTくんとNちゃんとは自然とぎゅっと手を握り合っていた。あっやだごめん!と照れあっていた。お互い長年友達をしていていちばんのスキンシップだった。

えー、このようにして私は友達を取り戻したのである!
不幸はひととひとを結ぶ橋ということで、いいでしょうか。

書いておきたかった、KPOPと友達の話でした。つたわるかな。
きをつけろ!

さて、蒲田駅の上に観覧車がぶっ刺さっていることを君は知っているか。
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想像以上に怖いです。てっぺんに至ると、なんか重心をがくっと変えた観覧車。そして、乗り込む時も降りる時も、とまってくれません。回っている房に乗り込む。
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蒲田にはユザワヤしかないんだな!ということがよくわかった。

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羽つき餃子!蒲田といえば、羽つき餃子らしいです。「歓迎」という中華料理屋で。
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ここを案内してくれたひといわく、「蒲田に来て最初に歓迎に来ると、なんだよこのチャイニーズレストランは。と中国人の店員に苛立つ。しかし、最初にとりまんへ行けば、怒られないし、頼んだ物持ってきてくれるし、とてもいい店だということがわかる」と言った。
たしかに私たちはとりまんのおばさんに怒られて震えた。ときには注文を聞き入れてもらえなかった。

蒲田に行く人には、とりまん→観覧車→歓迎というコースをおすすめします。

蒲田から数分。千鳥町に金魚と住むUくんの家のトイレ。
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あ。。
このあいだ新潟旅行に行っていたな。。。めぐったんだな。。。
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楽しみにしていたらんちゅうはちょっと前に食中毒で死んでいた。ここに投入された流木に付着していたわるいものを食べたそう。

ともだちっていいねーほんとだねーすべってころんでーどろだらけー
by chimakibora | 2011-05-17 22:27 | 歩く・見る・遊ぶ