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ビバリーヒルズ・ゾンビと7人の元彼とピッコロ

◆『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』

ゴーン!有料試写会が終わっていた!私署名したのに忘れてたー(ココ)。
どうなったかなーと思ったら!エドガー・ライト来たらしいじゃないですかー。いいなー。
というか、7人の元彼のうち2人が斉藤兄弟って!!!

◆『ゾンビランド』

痛快!!そして爽快!
なんだろう、なんなんだろう、ニートとゾンビが出てるのにこのさわやかさは。

けど、これをゾンビ映画と言っていいのかよくわからない。ゾンビ映画など観たことがない人が作っていると思う。というか、これただのゾンビ映画の意匠をまとった、ニートが外界と接触して成長を遂げるビルドゥングスロマン。ただのと言ったけど、この展開だいじよねー。

ゾンビが元誰かの愛するひとだった側面は排除され、ただのモンスターとして登場するのだけど、しかしこれが新しいゾンビ観です、と言われたら受け入れようと思う。
なぜなら、家族や友人にリアリティーのないひとや、もうすでに失うべきものを失って、これ以上何も失うことのできないひとたち・・・のアカルイミライが描かれているように思えるから。
家族や隣人も躊躇なく倒そう、と生き残るための32のルールの中にあったっけ。仕方ないじゃん、もうゾンビなんだから、っていう。2.0なゾンビ観。

そういったゾンビ映画としての本筋の中に、白眉とも言えるエピソードがぶっこまれていて、これがまたすんごいいいのだ。そう、つまり、あなたもあなたも大好きな、スターB・Mが登場します。彼がゾンビか人間か?はお楽しみ。『ゴースト・バスターズ』好きは観よう。

◆『極楽島殺人事件』

これ、サスペンスでもホラーでもないという・・・不思議な映画。でもしみじみ怖い!!
ゲーム『サイレン』に通じる怖さ。
閉ざされた島での独特の常軌に飲み込まれる不気味さというか。それも実話を元にしているというから恐ろしい。

島民の17人+αに、『息もできない』でどこかまぬけな取立て業者を演じたチョン・マンシクとか、あなたは『公共の敵』の変なヤクザ!ソン・ジルとか、あれ、『善徳女王』でお会いしましたか?な横尾忠則似のイ・デヨンとか・・・だんだんおなじみの名脇役がわかるようになってきました。

ビバリーヒルズ・ゾンビと7人の元彼とピッコロ_b0164695_020449.jpgいやーしかし、この平凡な身なりの男性。『殺人の追憶』では容疑者、『グエムル』ではソン・ガンホの弟を演じて忘れられない地味・・・じゃなくて滋味のある役者、パク・ヘイル。私・彼すごい好き。だって、唯一出た過去写真がピッコロなんだものー。喜びもつかの間、所属会社が合成と発表なんだものー。
なぜピッコロと合成されるかパク・ヘイル。お前にも隙がある。と言いたい。
ピッコロの扮装過去が納得される懐の深さが感じられるってことだと思います!ほんとにやっててほしかったです。
by chimakibora | 2011-03-08 00:59 | 観る・聴く