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Hi Seoul (1)

韓国旅行記(2010.07.07-07.10)
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7月7日
◆成田、ジュラルミン
初めてのEチケット。
チェックイン後、JALの整備士の男性らに取り囲まれ、短冊を渡される。
それに願いを書いて渡すと、一枚のジュラルミン片をくれた。
機体から作られたというそれはJALのロゴマークが押され、穴に水色のリボンが結んである、たんなるすべすべの金属。いいものをもらった。

Gが会うなり、「化粧ポーチ忘れた」と言うので私だったら、「あいごーお」と叫んで床に突っ伏す衝撃だと言うと、「粉とマスカラだけ持っている」と得意げに言ってきたので「じゃあ顔色のよくなるものを買い足そうね」といなして免税店で私のおすすめのRMKのジェリーチークを紹介した。
韓国旅行はGの生まれてきて30年の祝賀でもあるのに、だいじょうぶかなーと不安を感じなくもない。

エクセルシオールで計画を練りつつ待機。
そこには完璧な敬語を使い、完璧な英語を話す店員がいたので、私たちは彼にもっと何か大きなプロジェクトを!と祈った(大学院生とかかもしれないけど)。

全員乗り込んでから5分後、飛行機のフロントガラスのヒートシステムに不具合があるとのアナウンス。
つゆどきには必要不可欠の機能のため、乗換えを行う由。
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積んだ荷物を積み替えるのに、ふたたび2時間・・・。
あめだまひとつで誤魔化されたのになんだか納得がいかない。

ようやく準備ができて乗り込むとき、入り口に整備士のニコニコ笑った写真つき「私が整備を担当しました」パネルがあってまた誤魔化された気持ち。これもトレーサビリティーのようなものか・・・。

乗り換えたのも、個人用画面のない、灰皿がついている(!)機体。
今までの旅行ではキャセイパシフィックを使っていたので、キャセイの素晴らしさを知った・・(5年ごとに買い替えてるって言ってた)。整備にお金がかけられない、買い替えの出来ないエアラインは怖いです。

ラジオでSHINeeの『니가 맘에 들어 (Talk To You)』があったのでGに教えると、「この邦題『お前が気に入った』ってタイトルすごいね」とニガマメドゥロの直訳について疑問を呈された。

◆仁川、送迎
隣の席のおねえさんに、「それじゃあよい旅を~」と言われてこくりとうなづく。

そうそう、仁川に旅行会社の迎えが来ているので、時間がないかもと成田でいそぎ両替したらいけなかった。仁川よりも街中やホテルのほうが更に良かった。
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梅雨入した韓国だったけれど、私が相当な晴れ女なのでこのとおり。
仁川空港は機体のスカイブルーと相俟ってすこぶる爽快感があり、あらためて観光客誘致における国の玄関口のホスピタリティーの重要性を思いました。って成田がみすぼらしい、と言いたいだけのことですが。
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仁川のトイレで、トイレットペーパー流すべからずの律に触れる。掃除用具入れのマーク、かわいい。
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キム・ソナ(というかキム・サムスン)をおばちゃんにしたみたいなガイドさんが待っていて、「何で遅れたの?」と聞くのでびっくり。乗り換えの情報が伝わっていないということでした。
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空港の外観はよく見られなかったけれど、高架の裏側かっこよい。

空港から市内に入る道のりが好きです。漢江を渡って入るというお膳立ても最高です(やっぱり成田は・・・)。
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バスの中でオプショナルツアーを申込む。当初、ツアーに参加するつもりはなかったのだけど、ソウルタワーへの道のりが長くタクシーをまたせたりする必要がありお金がかかると言うので。
「このNソウルタワーナイトツアーお願いします」と言ったら、「ぐっどちょいすうう!」と叫んだガイド氏。
その素振りを見て、Gがにやりと笑って、「きらいじゃない」と言った。

私たちバスの中の一同の年齢を確認して、「童顔なんじゃない!?」と驚いていた。ああ日本人が幼稚なだけなんです!と全員を代表して恥じ入る。
ガイド氏はそれからも渋滞のバスの中で「ソウルに来たら寝ないで観光しなさい」「韓国でエステに行くのは老若男女にとってフツーのこと。いまどきのアパートには湯船がついてないから、毎週末エステ(チムジルバン)に行くのが通例。エステにせっせと通ってください」などと私たちを叱咤激励した。

私たちの前に座っていた二人組の女性が、「すみません、ホテルのある駅ってどこなんですか?」と聞いたのでGが椅子からずりおちるくらいびっくりして、「し、しらべてないんだ!」と私にささやいた。
その後そのふたりがガイドさんに「どこに行くの?」と聞かれ「まだ考えていない」と答えたとき私も椅子からずり落ちた。そして、彼女たちはその後配られたオプショナルツアーの紙を見てなんと板門店ツアーに申し込んだ。彼女たちは二泊三日と言っていたから、次の日朝から板門店に行って夜十時解散、その次の朝帰国というスケジュールなのです(把握しちゃったよ)。
何も決めずに来て、その場で「板門店行っとく?」といって行く、そんなテンションてあるんですか!
なんかすごいなーと引きつつも、さっぱりしてていいね、とも思った。
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街の中で普通に渋滞の切れ目にUターンをするので恐ろしかった。そしてユナとテギョンのカリビアンベイの広告を胴にくっつけたバスとすれ違ったときようやっと、このソウルはあのソウルと同じものなんだっていう実感が湧いてくるのだった。
by chimakibora | 2010-08-13 14:21 | 歩く・見る・遊ぶ